知っておきたい!認知症の原因と予防策

こんにちは!
高齢化社会の今、急増している「認知症」。
認知症は単なる物忘れとは異なり、日常生活や社会生活に大きな影響を及ぼす深刻な状態です。

誰もが、年を重ねる中で避けては通れない問題かもしれません。家族や友人が認知症を患うことで、周囲の人々も多大な影響を受けることがあります。

そこで、今回は認知症の基本的な情報から予防策まで、お伝えしていきます。

「認知症についてもっと知りたい」
「自分やご家族の健康を守りたい」
「将来の不安を少しでも和らげたい」

という方は、ぜひ最後まで読んで、早期の対応や予防法を実践してみてくださいね。

目次

認知症とは?

厚生労働省によると、認知症とは「一度正常に発達した精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活や社会生活が営めない状態」を指します。

次に、現段階で分かっている原因について見ていきましょう。

認知症の原因

認知症の原因は大きく分けて、感染症や他の病気による二次的なものと、脳への血行不良によるものがあります。

特に多いのが、脳への血液が正常に行き届かない(シナプスによる電気信号が届かない)ことによるものです。これにより脳細胞の壊死(萎縮)を引き起こすことが分かっています。

脳への血行不良の一因は、加齢による血液の粘性化(粘り気の増加)です。また、血栓や動脈硬化が原因で脳の血管が詰まることもありますが、これらはMRIなどの画像診断で特定でき、治療法もあります。

しかし、認知症の多くは、これらに該当しないものなのです。

脳への血行不良による認知症

では、脳梗塞や動脈硬化を除いた脳への血行不良による認知症とは、いったいどのような原因で起こるのでしょうか?

脳への血行不良は、首の筋肉の緊張が原因で起こることがあります。

太い血管は体の筋肉の中を通っており(体幹部を除く)、首の筋肉が緊張(肥大)すると血管が圧迫され、血液が脳に届きにくくなるのです。その結果、首が太くなることもあります。

脳細胞の壊死と血行不良

図の黒い部分が壊死している部分で、紫色の部分は壊死していないが機能停止している部分を示しています。

脳細胞の壊死は、約2ヶ月間の血行不良が続くと起こると言われています。

この期間中、血行不良によって細胞が機能を停止している状態です。しかし、血液が再び流れれば、細胞の機能が回復し、見た目にも改善が見られます。軽度であれば完治も可能ですが、重度の場合は完治までに最長7年必要と言われています。

しかし、その期間中に様々な病気による影響や本人の意欲低下、ADLも極端に落ち込み回復が思うように進まないまま寿命を迎える方も多いと感じます。(※標準生理学参照)

認知症の予防法

認知症の予防には、首の血行不良を防ぐことが重要です。以下の方法を試してみてください。

1. 首を回す運動:1日1周10秒間隔で右回りと左回りを1回ずつ行う。

2. 脳トレ:脳に刺激を与える脳トレを継続的に行う。

これらを継続することで、症状を抑え予防することができます。

重度の血行不良への対処法

上記の方法を試しても効果が見られない場合、首の筋肉が非常に固くなっている可能性があります。

首の筋肉は腰の筋肉と繋がっているため、力が強い(体積が多い)腰の筋肉から血流を良くすることで根本的な解決を目指すことができます。

当院では、腰の筋肉を軟らかくする整体法をおすすめしています。興味のある方は、下記記事を読んでみてください。

最後に

当院は高齢者や障害者向けに訪問鍼灸マッサージを行っていますが、症状が重い方は認知症を併発している方も多く、ご本人様のみならずご家族様も大変な思いをされています。

今回の内容が、少しでも認知症の方やそのご家族の負担を軽減する、お役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回もお楽しみに。

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