【症状別】口が開かない・痛い!顎関節症の隠れた原因と根本改善法

「口を大きく開けられなくなった」
「顎を動かすとカクカク音がする」
「顎の痛みで食事や会話が辛い」

そんなお悩みを抱えていませんか?

当院では、慢性的な症状に悩まされている方々に対して、根本的な原因とその改善策をお伝えしています。

今回のテーマは、意外と見過ごされがちな「筋肉の緊張」による顎関節症について。

一般的な治療では改善しづらいケースでも、正しい筋肉へのアプローチによって、顎の動きや痛みが回復した事例もあります。

この記事では、特に「ストレス」「かみ合わせ」「歯ぎしり」といった一般的な原因とされるものを超えて、整体的な視点から考える「顎関節症」の本当の改善方法をわかりやすくご紹介します。

目次

顎関節症って実はこんなに身近な症状だった!

「顎関節症」という言葉を聞いたことはありますか?実は日本人の約2人に1人が一度は経験しているといわれる、非常に身近な症状なのです。

日本顎関節症協会によると、以下のような症状があれば顎関節症と診断されます。

  1. 口を開けづらい:「あくびをするとき」「大きな口を開けるとき」に違和感や制限を感じる
  2. 開閉時に音がする:会話中や食事中に「ゴリゴリ」「カクン」という音が気になる
  3. 顎に痛みがある:耳の前周辺が痛み、食事や会話が辛くなる

「でも、そのうち治るんじゃない?」と思われるかもしれません。確かに多くの方(約80%)は時間が経つと自然に症状が改善します。

しかし、残りの方は症状が継続または悪化し、口が開かずに食事が困難になったり、慢性的な痛みに悩まされたりすることも。あなたはどちらのタイプでしょうか?

意外と知られていない!顎関節症の本当の原因

「歯ぎしりが原因かも」「ストレスのせいでは?」「かみ合わせが悪いのかな」

ネット検索すると、様々な原因が挙げられていますよね。

でも、実は顎関節症の90%以上は、単純に「筋肉の緊張」が原因なのです。(東京慈恵医科大学付属病院ペインクリニック診療部長の北原雅樹医師発表より)

筋肉の緊張で痛みや音が出る!?

あなたの顎の不調、こんな仕組みで起きています。

口が開けづらい・顎が痛い
→筋肉が緊張すると血流が悪くなり、老廃物が滞留。その結果、「重さ」「だるさ」「痛み」として感じるのです

カクカク・ゴリゴリ音がする
→筋肉の緊張により顎関節の隙間が狭くなり、骨と骨がこすれることで音が発生します

つまり、顎の症状は、硬くなった筋肉をほぐす対処だけで改善する可能性が高いのです!

なぜあなたの筋肉は硬くなったのか? 慢性化のメカニズム

「でも、なぜ私の筋肉だけが緊張するの?」と思われるかもしれませんね。

筋肉が硬くなる理由は主に2つあります。

  1. 動かしすぎ:久しぶりの運動や長時間の会話などでいわゆる「筋肉痛」状態になる場合。これは通常、数日で自然回復します。
  2. 動かさなすぎ:こちらが厄介です。同じ姿勢でのデスクワークやスマホ操作など、長時間同じ状態でいることで筋肉が緊張し、次のような恐ろしい悪循環に陥ります。

緊張成分や老廃物がたまる

筋肉がさらに緊張する

血流が悪くなり栄養や酸素が運ばれなくなる

さらに緊張が増す…

この悪循環こそが、なかなか良くならない慢性的な顎関節症の正体なのです。

「急に痛くなった」という急性の顎関節症も、実は長い間の筋肉緊張が知らないうちに蓄積され、ある日突然「痛みとして爆発」した状態と考えられます。つまり、「突然」ではなく「準備期間」があったのです。

今日からできる!顎関節症を改善するセルフケア方法

軽い症状でお悩みの方へ

顎関節症の原因となっている主な部位は「耳の下~顎の周辺~首の前側」です。症状が軽い場合は、今日から始められる簡単なケアで改善が期待できます。

👉 耳の下から顎にかけての筋肉を「優しくさする」ように血流を促進する
👉 デスクワークの合間に首周辺を1時間に1回程度回す習慣をつける
👉 意識的に顎をしっかり動かす(よく噛む、大きく口を開ける練習など)

「普段あまり体を動かさないな」という方は、これだけでも驚くほど症状が改善することが多いんです!

「もう我慢できない」という重度の症状の方へ

「食事が辛い」「会話が困難」など生活に支障をきたすほどの症状がある場合は、実は顎だけでなく、首周辺から腰にかけての筋肉の緊張が大きく関係しています。

こんな連鎖が起きているのです。

①まず腰の筋肉が硬くなる
②すると背中から肩の筋肉が硬くなり肋骨が下に引っ張られる
③その結果、連動して首の筋肉も緊張する

驚くべきことに、筋肉同士は「間質液(筋膜)」によってすべて繋がっているため、体積の大きい「腰の筋肉」の緊張が、一見無関係に思える「顎周辺の症状」を引き起こしているのです!

「何度マッサージに行っても良くならない」「ストレッチをしても効果がない」という方は、顎だけではなく腰からのアプローチが必要かもしれません。

IKEDA整体

当院では「セルフケア」として腰の筋肉を自分で緩める方法もご紹介しています。詳しくはお気軽にお問合せください。

まとめ:あなたの顎関節症も根本から解決へ

実は私自身も、過去に「仕事を休まなければならないほど」の痛みに苦しんだ経験があります。腰の痛みに加え首や肩、顎の痛みで日常生活に支障をきたすほど…。

様々な治療法を試しましたが、効果は一時的。しかし、原因が「腰」にあることを知り、腰の筋肉を軟らかくしていくことで、長年悩まされていた症状が驚くほど改善したのです。

それ以来、定期的に腰の筋肉をケアすることで、痛みの再発なく快適に過ごせています。

もしもあなたが今、顎関節症でお悩みなら、ぜひ次のポイントを意識してみてください。

  • まずは顎周辺の筋肉をやさしくさすり、血流を促す
  • デスクワークの合間に首をこまめに動かす習慣をつける
  • 症状が重い・長引く場合は腰の筋肉のケアにも注目する

「たまたまこの記事を読んだ」というのも何かのご縁。この情報があなたの症状改善のきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。

もし自分でのケアだけでは改善が見られない場合や「この痛み、いつまで続くのだろう…」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの痛みの根本原因を見極め、専門的な施術でサポートいたします。

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